【通販】台湾料理が気になる方は要チェック！小籠包の特徴と楽しみ方

小籠包とは？

小籠包は、手間ひまと繊細な技術が必要な美味しい点心の一つです。薄く伸ばした皮に豚ひき肉と煮こごりを混ぜた餡をくるみ、細かくひだをつけながら包み込みます。蒸籠で蒸すとこの餡が溶け出し、小籠包の代名詞ともいえる皮から溢れ出すスープを作り出すのです。薄くしなやかな皮を幾重にも織りながらたっぷりのスープを包み込むには熟練の技術を要します。繊細で美しい見た目でありながら、溢れ出るあっさりかつコク深いスープと豚ひき肉の食感のハーモニーは、一つまた一つと食べ進めてしまう小籠包の魅力です。
また、小籠包の具材は、オーソドックスな豚ひき肉のほかにも、蟹味噌や海老・カボチャ・ヘチマなど種類豊富です。お店によって様々な工夫が凝らされており、特に本場台湾ではバラエティー豊かな小籠包を楽しむことができます。

小籠包の歴史

小籠包の歴史は古く、中国は北宋時代まで遡ります。1126年に北宋滅亡の後、北宋最後の皇帝である欽宗の弟・趙構が、南宋再興のために南還したのをきっかけに小籠包が南部に伝わったといわれています。その後、浙江省・江蘇省一帯の富裕層に好んで食べられるようになり、1871年頃に上海で現代の調理法が確立されました。薄皮仕立てで具材がギュッと詰め込まれたスタイルが人気を集め、現在の小籠包の原型となりました。
台湾で小籠包が花開いたのは、1945年の太平洋戦争以降といわれています。戦後、中国大陸から台湾へ移り住んだ人々によって、広大な中国各地の料理文化が台湾に持ち込まれました。その中の一つが小籠包だったのです。

小籠包のおすすめの食べ方

小籠包には基本的な食べ方はありますが、必ず守らなければいけないマナーなどはありません。もともと庶民的な食べ物ですので、自分が一番食べやすい方法で小籠包を楽しむことが大切です。

1. 箸で優しくつまみ、レンゲにのせます
   ※このとき、小籠包の先端を掴むと破けにくいです
2. 皮を箸で破き、レンゲにスープを出す
3. レンゲのスープを飲む
   ※一度レンゲに出すことで火傷防止にもなります
4. スープをある程度飲んだら、お好みで黒酢と刻み生姜と一緒に一口で食べる

小籠包の特徴や歴史・食べ方についてご紹介いたしました。小籠包以外にも、台湾料理には、豚バラ肉を甘辛く煮込みご飯にかけて食べる魯肉飯（ルーローハン）や鶏肉飯（ジーローハン）などご飯にベストマッチなものから、台湾夜市でお馴染みの香腸（台湾ソーセージ）や大鶏排（ダージーパイ）などの一品で楽しめるものまで、様々なおすすめフードがあります。