【通販】台湾グルメをチェック！豆花の特徴や魅力について

豆花の特徴とその魅力とは？

豆花は、大豆から作られる豆乳を固めて作る台湾のスイーツです。食感はつるんと滑らかでやわらかく、絹豆腐に似た食感です。台湾では伝統的なスイーツとして古くから親しまれてきました。
豆花自体はシンプルで素朴な味わいですので、一緒に食べるトッピングやシロップによって多彩なバリエーションを楽しめるのが、豆花の大きな魅力といえるでしょう。また、夏は氷を入れてひんやりと、冬は温めた小豆やシロップなどをかけて食べるなど、1年を通して楽しめます。専門店から小さな屋台まで、台湾ではどこでも食べることができる定番スイーツです。
また、豆乳から作られる豆花は大豆イソフラボンや植物性タンパク質を多く含んでおり、かつ低カロリーです。体などへの好影響も期待され、台湾ではヘルシーで健康的なスイーツとして老若男女を問わず人気があります。

豆花は豆腐・杏仁豆腐とどう違う？

「豆腐と同じでは？」「杏仁豆腐と変わらないのでは？」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、豆花と豆腐・杏仁豆腐には以下の違いがあります。

・豆花と豆腐
どちらも豆乳を凝固剤で固めて作られますが、豆腐の凝固剤としては一般的に「にがり（塩化マグネシウム）」、豆花には「石こう（硫酸カルシウム）」が使われます。凝固剤の違いによって仕上がりの舌触りや滑らかさが変わります。硫酸カルシウムは豆乳を緩やかに固めてくれるため、舌触りが滑らかな豆花が出来上がるのです。

・豆花と杏仁豆腐
杏仁豆腐は、杏子の種を粉状にした杏仁（きょうじん）や、杏仁に脱脂粉乳・砂糖などを加えた杏仁霜（きょうにんそう）と牛乳を固めて作ります。豆花とは原材料そのものが異なります。

豆花の歴史

豆花の歴史は古く、中国発祥とされています。「不老長寿の薬を作ろうとしていた過程で、豆乳が偶然石膏に触れて固まった」「病気の母親のために、豆乳と漢方薬（食用石膏）を混ぜあわせて豆腐を作ろうとして出来た」など、豆花の由来はいくつかの諸説があります。いずれの説も漢の時代まで遡ることから、豆花が古くから食べられてきたことが窺えます。
今では中国をはじめ台湾や香港・ベトナムなど、アジア圏においてポピュラーな食べ物となっています。中でも台湾においては、栄養価が高くヘルシーなスイーツとして高い人気を誇っています。

豆花の食べ方・楽しみ方！迷うほど多彩なトッピング

一般的に豆花の原料とする豆乳には甘み付けはされないため、豆花自体は大豆の風味豊かなシンプルな味わいです。つるんとした素朴な味わいの豆花に、様々なトッピングをのせ、シロップ（砂糖、黒糖など）をかけて食べます。トッピングはお店によっては決められていることもありますが、自由に選べるお店も多くあります。紅豆（ホントウ）・緑豆（リュウトウ）・落花生・タロイモ・白玉団子（湯圓）・タピオカ・フルーツなど、トッピングのバリエーションは豊富ですので、自分のお気に入りの組み合わせを楽しめます。
また、夏に食べられる冷たい豆花の他、温めて提供される豆花もあります。暑い夏は氷を入れることでひんやりと、寒い冬は温かいシロップをかけてホットでといったように、1年中味わえるのも豆花の魅力です。こうした選択肢の多彩さが、豆花が台湾で古くから親しまれている理由なのかもしれません。

近年日本では流行から定番となりつつある台湾グルメ。「豆花」はもちろんのこと、「台湾カステラ」「雪花冰」などのスイーツ系から「魯肉飯（ルーローハン）」「大鶏排（ダージーパイ）」「麺線」まで、多種多様な台湾グルメを日本で味わうことができるようになりました。
豆花の専門店も増えておりますので、ぜひ台湾の伝統スイーツをお試しください。